• WOMAN's VALUE AWARD受賞

弊社には性別、年齢、社歴、国籍等関係なく、仕事で出した結果を評価される成果主義の文化が根付いており、誰でもチャレンジができる職場です。

女性管理職も多く、育児休暇取得後出産後復帰する女性社員も9割を超えています。

また、ダイバーシティーを大切にする文化もあり、社員全員がワークライフバランスを取りながら働けるよう、出産後の時短勤務やシフトへの配慮なども制度・現場レベルの両方で存在し機能しています。

業務外ではファミリーイベントで家族に職場を知ってもらったり、家族ぐるみでお付き合いをしたりするきっかけになるイベントも多く、働く女性特有の悩みなどを相談できる同僚と出会うことができる会社です。

「仕事でもプライベートでも、目標を持って柔軟に」

WOMAN’s VALUE AWARD 2018の総合部門で【女性の価値を見出している企業様】として優秀賞を受賞された「デル株式会社」様。審査員である多くの学生を惹きつけたその魅力とは…

その魅力を探るため、就活美人学生実行委員がインタビューを行いました!


今回インタビューに協力をいただいたのは人事部の高島様です。

(右:高島様)
(右:高島様)

オープンな成果主義の社風が決め手

この度は受賞、誠におめでとうございます。ずばり、今回の受賞の決め手は何だと思われますか?

高橋様一番は社風のベースにある、年齢・性別・学歴・社歴など関係なく、仕事の結果で評価される成果主義の文化だったのではないでしょうか。
性別や学歴に関係なく社員が活躍できる企業様が、この賞に選出されましたが、弊社もその中の1社だったとのだと思います。
また、弊社には、ママさん同士や家族同士の交流の場があることや、オープンでフラットに意見を言い合える環境があるということも受賞の決め手だと考えています。

性別や年齢を言い訳にしない

女性が活躍していく上で必要な環境と、女性一人ひとりが活躍するために持つべき心構えについて、どのようにお考えでしょうか?

高橋様女性の場合、ライフイベントがお仕事にも影響してきますので、育休や産前産後休暇を取ることができる環境がまずは必要だと思います。
女性としての心構えですが、幸いにも「女性だからこれができる、もしくはできない」と考える必要のない環境におりましたので回答が難しいのが正直なところです。
成果主義では評価項目が細かく決まっていて、数字で評価されます。
その評価項目で勝負をする限り、性別や年齢は関係ありません。

御社の成果主義の文化はどこかの分岐点でロールモデルが出てきたのか、もともと社風としておありだったのでしょうか?

高橋様この文化は、もともと社風としてありました。
アメリカの会社ですので、ダイバーシティを大切にする環境があり、国籍や人種関係なく、むしろそういった多様性が良い文化を生むという考え方が最初から定着しています。

ルールと優先順位を決める

高島様はお仕事とプライベートはどのように両立されておられますか?

高橋様当社はプライベートの時間はちゃんと取りたいと考えている社員が多く、できるだけ定時に帰るようにしたり、「残業は〇時まで」と決めたり、土日は仕事をしないことにしたりと自分で決めたルールの中で切り替えて仕事をしています。

決めた時間内にどれだけ仕事ができるかを大切にしておられるのですね。

高橋様はい。もし時間内に決めた仕事ができないのであれば、自分で仕事量を管理することが求められます。
また、仕事の優先順位をつけることをとても重視しており、仕事の優先順位を徐々に理解し、順位付けできるようになることも必要です。
新卒が弊社で最初にする仕事は、営業やテクニカルサポートですが、マルチタスク能力が身につきます。
一度に2つ、3つの仕事を同時並行で進める能力は、お客様対応をしているうちに自然とできるようになります。
このように、効率的に仕事をする方法も日々磨いているのですよ。

仕事でもプライベートでも目標を持って前を向く

お仕事をされる中で、困難に出会った時、どのようにモチベーションを維持しておられますか?

高橋様難しいですね…働くことに対するモチベーションが下がったことはあまり無いものでして(笑)。
その理由は目標設定をしているからと、相談できる仲間がいるからだと思います。
日々の業務の中でも数値的な目標を立てることを上司から言われます。
自分のキャリアについても、1年後、3年後、5年後の目標を立てることを1年に1度義務付けられており、こういった個人的な目標を立てることが頑張りの源です。
その目標を少しずつでも達成していくことに喜びを感じることができるようになります。
目標を達成するまでは諦めない負けず嫌いな性格のおかげで踏ん張ることができています。
弊社で成功している社員は負けず嫌いな人が多いですね。
また、愚痴や笑い話ができる同期や先輩といった職場の人間関係を充実させることが私にとってはモチベーションアップの動機となっています。

目標を立てられる時は、10年後などの長いスパンで考えておられるのでしょうか?

高橋様1年後もどうなっているか分からないほど成長スピードの速いIT業界に属しているので10年後の目標は正直立てられません。ただ、私は最終的なキャリアゴールを漠然とは持っています。何年後かは分かりませんが、そういった長期的なゴールを持っている人は多いです。

プライベートでも目標を立てられている方はおられますか?

高橋様はい。大学院の学位を通信教育で取得予定の方や、MBA取得を目指している人を知っています。
また、英会話スクールに通い、会社で役に立てようとされている方もいます。
他にも土日のどちらかは必ず出かける・趣味を持つという目標を持っている社員もいて、たくさんの社員がプライベートも充実させようと考えています。
仕事の成功の秘訣はプライベートの充実かもしれませんね。

人との交流から学びとチャンスを得る

ご入社なさってから身につけられた考え方やスキルの中で一番大切にしておられるのは何ですか?

高橋様たくさんあるのですが、1つは入社当初に経験したお客様対応のお仕事で得たスキルです。
このお仕事では、お客様満足とはどういうものなのかを体感させて頂きました。
最初はお客様のお気持ちに寄り添うのが苦手で、自分の至らない部分になかなか気づくことができずにいました。
しかし、職場の先輩と飲みに行って先輩のお話を伺う中で、自分の未熟な点を自覚し、気にはなっていても自分ではどうしたらいいか分からない案件があれば、先輩を飲みに誘ってご馳走しつつ(笑)、その先輩だったらどんな風にご対応されるのかを沢山お伺いして、徐々にそれを自分でアウトプットできるようにしました。
それを積み重ねることでチームや部署の中で1番になるくらいに成績を上げることができました。
もう1つあげるとすれば、ピープルマネジメントの経験です。その仕事では、新卒の社員1人を除くとメンバー全員が年上の15人ほどのチームのマネジメントをしていました。
入社前はピープルマネジメントを自分がすることになるとは考えていなかったのですが、入社して先輩や上司とキャリアについて話をする中でピープルマネジメントをやってみたいと希望を持ち、そこで実績を残すことができたことも、意味は大きかったと思います。

お仕事を終わられても、例えば飲みの時間をもご自身の学びの時間にしておられるのですね。

高橋様人と人との交流を入社当初から大事にしています。他部署の社員はもちろんのこと、希にいらっしゃる海外のお客様や、なかなかお会いする機会の無い役員・本部長レベルの方々との交流の機会は逃さないようにしていました。
最初は英語を仕事に使いたくてこの会社に入ったのですが、最初のころはあまり英語を使うお仕事はありませんでした。
キャリアアップとして英語を使えるところに行きたいと思っていたので、それを色々な方にアピールしました。
自分がリーダーとしてマネジメントをするようになってからは、自分のチームメンバーが働きやすいように、自分のチームを色々なところに良い意味で売ることができる交流の機会を大切にしました。
他の人に知ってもらうのは、会社で活躍するための最初の一歩だと思い積極的に取り組んでいました。

ご自分をアピールのチャンスを見極める目はどのようにして養われたのですか?

高橋様養うというより、チャンスがあれば行動を起こす、とりあえずやってみることを大切にしていました。
それをしているうちに、どのチャンスに乗るべきかが見えてくると思うので、判断ができるようになるまでは、とりあえず全てのチャンスにチャレンジしました。

今からやっておくべきこと 働く意味と社会人人生を通して成し遂げたいことの問い直し

高橋様弊社の夏のインターンシップに来ていただく方にお伝えしていることなのですが、次の2点を改めて考えるといいのではないでしょうか。
1つ目は、そもそも働きたいのかを問い直すことです。
いつも考えておられる学生さんにとっては当たり前のことかもしれませんが、面接をしていると、それを理解しないままの学生さんに出会います。
その状態で行った自己分析だと、1番土台の部分がないのでスカスカだと感じてしまいます。
まずは「本当に働きたいか」を改めて考え直してみることをお勧めします。
もう1点は、この先自分が働き続けて定年退職して花束を受け取る瞬間を想像し、その瞬間に自分の社会人人生が最高だったと思えるようになるには、自分が働いてきた40年間,50年間で何を達成していればよいのかを考えてみることです。
職種などの目先のことではなく、社会人人生全体を通してやりたいことが見えていると考えに深みが出ると思います。この2点を考えて頂ければと思います。

1点目に関してお伺いしたいのですが、「本当に働きたいか」が分かっているかどうかの線引きはどのようにされていますか?

高橋様働く上で成し遂げたいことが分かっているかどうかです。
話を聞いてみると、正規雇用で働く立場だからこそできることを挙げる学生さんは希です。
例えば、「成長したいから働く」という人の場合、学生でも日々学ぶ中で成長はできると思います。
なぜ仕事を通して成長したいのか、仕事の中でどのような成長をしたいのかが答えられるようになると良いでしょう。

2点目についても伺いたいのですが、40年先といった自分の年齢の倍ほど先の長期的なゴールはどのように設定すればよいのでしょうか?

高橋様長期的なゴールは必ず変わっていくものです。
今考えているゴールのイメージと、20年後に考えるイメージとは異なりますので、今の時点で考えられる姿でいいと思います。例えば私の最初の目標だと、絶対年収1000万円稼げるようになることでした。
理由は1年に1回は海外旅行に行きたいから、という感じです(笑) 動機が不純と思われる方もいるかもしれませんが、私にとっては生きる上で意味のある目標で、聞かれたときにそれが説明できればいいのではないでしょうか。
社会人40年の中でやりたい職種でも身につけたいスキルでもいいので、持っておくだけで違うと思います。
そういったゴールのイメージが就活の軸として、話している時に見え隠れするものです。

今からやっておくべきこと 新聞を読む習慣をつける

この時期就活生が読んでおくべき本や雑誌があればぜひ教えて頂きたいです。

高橋様1つ目は、そもそも働きたいのかを問い直すことです。
習慣的に日経新聞を読んでおくとよいと思います。
デルの社員がよく見ているのが日経新聞やYahooニュースです。
それをもとに業界についての雑談をしながら商談に入っていくこともありますし、テクニカルサポートでも、業界のトレンドが分かれば、お客様がどこにITを使っておられるのかイメージしやすくなりますので、絶対役に立ちます。
また、内容以外にも毎日の習慣付けを行うことに意味があります。社会人になって始めようと考えていても習慣づけは簡単ではありませんので、学生の時から日経新聞やYahooニュースをチェックすることをお勧めしますし、私自身やっておいたらよかったと思っていました。
日経新聞は情報量が多いので、読むのに割く時間を決める、1面だけ読む、といったように最初のハードルを低めに設定してよいと思います。
興味のある業界が出てきたら、それを追うようにしてみてはいかがでしょうか。
内定者にも日経新聞などを読んでいて分からない単語があれば、深掘りするという事前課題を出しています。
新しい情報を取り入れ、分からないことがあれば、自分で調べて考える能力を身につける練習です。どの業界でもどの企業でも役に立つスキルになると思います。

調べる方法についてお伺いしたいのですが、インターネットで検索する際はそのサイトの信憑性も考えなければならないと思います。
その点はどのように信頼のおける調べ方をすればよいのでしょうか?

高橋様検索して出てきたサイトを読んでみて、自分が違うと思うのなら、違うサイトを引き続き2、3読んでみます。
繰り返していくうちに、好きなサイトやリンク先ができると思います。
あとはそれを頼りにどんどん調べるといいのではないでしょうか。
確かに、ネットの信憑性には怪しいところがありますよね。
少し話が飛びますが、大学院で専攻していたコミュニケーション学では、今話していることや書いていることは、それが存在する限り、その時代の人が考えたこととして事実であると考える人達もいました。
ですので、一見嘘に見える情報でも、違う角度から見れば真実かもしれません。
その時々で自分の立場から「正」と思える情報をピックアップできればいいのではないでしょうか。

必読!~就活中の心構え~

就活生にメッセージを一言お願いします。

高橋様体調管理と息切れしないようにオンとオフの切り替えをしましょう。
就活は社会人になる前にスケジュール管理を練習し、自分がどこまで頑張ることができるのかを知るチャンスです。
その切り替えを今のうちから練習することが大切です。
また、自分をうまく見せる練習も心がけておくとよいと思います。
社会人になると当たり前のことなのですが、就活中は自分のこととなると葛藤が生まれる人も出てくると思います。
ですが、社会人になるための練習だと思って取り組むと、ポジティブにできるのではないでしょうか。
面接は自分をアピールする場ですので、嘘は絶対にダメですが、同じことを言うならポジティブに見てもらえるような言い方をするのがいいのだと思います。

スケジュール管理に関してですが、1日100通近く来る就活メールなど、就活情報の多さに圧倒される学生もいますが、それも社会人になるための練習ですね。

高橋様そうですね。外資系企業で働いていると1日に200~300通のメールが来ます。
就活生の比じゃないですよね。
それでもうまくいっているのは、メールの内容で対応の優先順位をつけているから。
また、メールソフトを使いこなしているからです。
フォルダごとに分けて受信できる機能などをうまく使っています。
また、情報源となるツールは2つくらいまでに統一しておくと、そのツールさえチェックすれば漏れなく情報をカバーできるので、仕事をさばいていく上で大切だと思います。

優秀な学生ほど、目標設定に溺れてしまったり、目標から外れた時に軌道修正できなかったりと、頭でっかちな学生が増えているようにも感じます。こういった学生が柔軟さを得るにはどういったことが必要でしょうか。

高橋様目標はあくまで目標だと考えることです。
達成できなかったら次の目標を立てるだけです。
今の学生さんは短すぎる期間で目標を達成しようと考える傾向にあります。
もっと自分を知り、押さえなければならないポイントを外さないことが大切です。
何のための目標なのか、その意味を理解した上で、仮にその目標が達成できなかったら、それは次に達成できるようになるためのツールだったのだと思考を切り替えて、柔軟性をもって目下の状況に対応することが必要です。
面接の時、つまずいた時にどうやって対処してきたかを必ず伺います。
人生は絶対つまずくものなので、そこでどう柔軟性を発揮して乗り越えることができたかどうかを見ています。
キャリア形成で大切なことは足元の地盤を固めるための日々の目標と、高みを目指すための長期の目標を持つこと。この2点が大切です。

会社情報

※エントリー時点の情報となります。
会社名 デル株式会社
本社所在地 212-8589
神奈川県川崎市幸区堀川町580番地 ソリッドスクエア東館20F
社員数 1729人
女性社員数 470人 (全体の27%)
ウェブサイト http://www.jp.dell.com