女性であれ男性であれ、能力が人それぞれであるように、望む働き方は同じではないでしょう。また、勤務を続けていく過程においても各々置かれた環境は変化していくことと思います。
弊社はどんな女性でも(当然男性でも)、求められた成果や結果で評価をします。就労条件の差それ自体で評価を分けることはありません。それぞれのライフステージに応じてどのような働き方を選んだとしても、その選択を受け入れられる企業でありたいと思っています。
「営業か事務か」「フルタイムか時短か」などの言葉の定義に捉われることなく、どのような働き方を希望してもそれに合った選択肢があること。そして働き方による差に関係なく正当に評価すること。それが一人ひとりの価値を見出し、高めることにつながっていくと弊社は思っています。
まだまだ道半ばではありますが、女性男性問わず、それぞれの環境で望む働き方が選択できる企業を目指していきたいと考えています。
「ライフステージが変わっても、自分自身のキャリアを歩む」
平成30年1月26日に行われた、WOMAN’s VALUE AWARD 2018にて、総合部門 優秀賞を受賞されました、株式会社保険見直し本舗様に受賞後インタビューをさせて頂きました。お話をお伺いしましたのは株式会社保険見直し本舗総務人事課採用ご担当の大野めぐみ様、久保梢様です。「主体的な女性が多い」という株式会社保険見直し本舗様。そこで働いている女性はどの様な想いで働いていらっしゃるのか。お二人のパーソナルな部分に迫るインタビューです!
評価に男女は関係ない
WOMAN’s VALUE AWARDこの度は受賞おめでとうございます。総合部門で優秀賞を受賞されましたことについて、選ばれた決め手は何だと考えていますか。
大野様弊社は昔から男女ともに平等に評価しようというような仕組みを作ってまいりました。そのことを全面に言ったので、その部分を評価していただいたのかなと思います。
女性が活躍していく為に必要だと思うことを是非教えてください。
大野様私がこの会社に入ったときに思ったのが、主体的な女性が多いということですね。女性社員が男性の上司に意見をはっきり言う環境で、すごくビックリした記憶があります。それからは、自分の置かれた状況に関わらず、「発信」していけるということが活躍の第一歩ではないかと考えます。様々な働き方をしている人がいますが、例えば、働き方が時短勤務だからとか、子どもの都合で休みがちだから等といった事情で意見が言えなくなるのはもったいないなと思います。
久保様自分の自己主張をしっかりしている方というのが多く活躍しているのかもしれないですね。女性だからとか、男性だからという概念を元々持たないで働いている方が多いです。そして、女性は女性なりの目線があるので、その目線を生かした意見を言っている方が活躍しています。
大野様というのも、弊社の様な保険代理店ではきめ細やかなフォローが必要になってきますが、女性の特徴を生かして活躍されている方が多いですね。
キャリアアップしていく中で意識していることは何かおありですか?
久保様私の場合は、入社当初から6年間人事をずっとやらせていただいているので、人事のお仕事でキャリアを積みたいと思っています。キャリアアップとしては、多くの方とお会いして自分の採用スキルを高めるのはもちろん、その経験から会社に貢献できるような人材を育てることだと思います。
役職につかずとも、自分の中でキャリアを積む
人事の方のキャリアの積み方とはどういうキャリアアップがあるのでしょうか?
久保様私は人事のお仕事の中でも特に採用を任せて頂いているので、採用に関して自分の中で高めていきたいと思います。管理職などの様に上にステップアップというのもあるとは思うのですが、女性ならではの働き方で、今後は自分の中でキャリアアップができればなと思います。人事のプロフェッショナルになりたいです。
大野様その通りで、女性が活躍するって言っても皆さんが管理職になりたいわけではないし、それぞれの活躍の方法があると思います。
久保様一般的に、ちゃんと役職を持つというキャリアビジョンもあるとは思います。ただ、弊社は特に女性が多いので、ライフステージで産休に入ったり、時短勤務になったりするという方たちも非常に多いです。そういう方たちも活躍していく為にはどうすればいいのかということを私たちは考えなければいけない部署にいますので、様々なキャリアアップの形を試行錯誤しながら仕組みを考えています。
制度だけではなく、制度が利用できる「環境」かどうかが大切
女性が子どもを育てながらでも働けるというのは、制度で成り立つものなのでしょうか?
久保様制度も必要だとは思いますが、やはり職場の「環境」が一番大きいのではないかと思います。一緒に働く仲間が制度を利用することを理解してくれていないと、社内で反発も起きてしまいます。
育児と仕事のバランスは、どう取られているのでしょうか?
大野様んー、取れないですね(笑)私は2歳の子どもがいて、時短勤務で働かせてもらっているので、仕事終わりのタイミングで育児に気持ちを切り替えています。行きの電車では子供のことは忘れるし、帰りの電車では家のことに切り替えます。切り替えをちゃんとやらないと、どちらも中途半端になってしまう様に思います。
人と接することが好き、それが働くモチベーション
仕事をする上で何がモチベーションとなっていますか。
久保様私は仕事自体が楽しいです。もともと仕事は楽しいって思えることをしたかったですが、私の中で楽しいって思うのは人と接することなんです。なので、採用の面接であったり、この様なインタビューの機会を設けてもらって人と接するというのは自分の中では楽しいと思える瞬間です。人とずっと繋がれている状態、それが私の仕事に対するモチベーションですね。
大野様学生にアドバイスするとしたら、社会人一年目は、覚えることでいっぱいいっぱいで恐らくモチベーションを考えている暇なんて無い可能性があるので、そこはもうがむしゃらに働いて、その中で好きだなって思う仕事内容とかを磨いていけばいいと思いますよ。最初から何をモチベーションとして働くのか、わかる人の方が少ないと思います。
お二人とも中途入社をされたということですが、貴社に決めた理由をお伺いしても宜しいですか?
大野様私は、前職は営業をしていたのですが、結婚したこともあって、違う部署で働きたいと思った時に、前職ではそれが叶わなかったんです。少し縁があった当社が総務や人事が欲しいと言っていただけたので、会社を作る側に行ってみたいと思い、それで当社に決めました。
久保様私は、前職は販売業で、シフト制勤務が主人との休日となかなか日程が合わない状況だったんですね。なので、休みを合わせるにはまずは自分かなと思って転職を考えたというのがきっかけなんです。でも、業務内容としても前職でやっていた仕事の中で管理部門に非常に興味を持っていたので、会社を作る側に立って自分だったらこういう風に働きたいから、こういう働き方をするにはどうしたらいいんだろうというのを考えたいなと思っていたところがありました。それで管理部門で働ける会社で、自身のライフステージと合う、という観点から当社に決めました。
入社してから発見した「好きな自分」はございますか。
久保様好きな自分」とは少し違うかもしれないけど、前職含め人と出会う機会が多かったので、そこでの繋がりっていうのは、自分の中で大切にしていることではありますね。その縁だけは切れないようにしていて、過去からずっと転職前の会社の繋がりも含め大切にしているかもしれないですね。
大野様私は学生のころ、社会人になることが不安すぎたんです。人見知りをするタイプだったので人と働けるのかっていうのがすごい不安だったのですが、いざ社会人になってみたら人見知りもせず、仕事は仕事でできるんだなっていうのが、新たな自分の発見でした。社会人になって変わったというところですね。
自身のライフプランを描き始めた時期はありますか?
久保様社会人に入ってすぐに思ったかもしれないです。きっかけは何だったか忘れたんですけども、考えた方がいいかなと思って、考えた時期がありました。でも、デザインしたその年に結婚したかっていうと、結婚していないですね。プラン的には35歳ぐらいで結婚すると思っていましたが、全然違いました。
内定がゴールにならないでください
最後になりますが、是非就活生に向けて何か一言メッセージをお願いします!
久保様情報が溢れてしまっていると思うので、いろんな話を聞きすぎて不安になってしまうことが多いと思います。しかし、最終的に決めるのは自分なので、自分がどういう風に働いて行きたいか、将来どういうビジョンを持っていたいのかっていうのを漠然とでもいいので、考えた方がいいと思います。
大野様就活している時って、内定を貰うことがゴールになってしまいがちですよね。私が採用担当をしていると、面接での学生の「入社したいです」という気持ちは伝わってくるのですが、入社することを目的として頑張っている様に感じます。入社後にどうしたいのかという点も、もっと自分なりに考えて、面接で伝えられたらいいんじゃないかなと思います。
会社情報
会社名 | 株式会社保険見直し本舗 |
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本社所在地 | 150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー6F |
ウェブサイト | https://www.hokepon.com/ |