当社男女比は4:6と女性が多く、男女の価値区別があまり存在しません。
当社は「マンガでビジネスを活性化する」という業務を担っています。例えば、金融商品を扱っています、と説明した場合、多くの人がプロにいいなりになりたくないと心理的抵抗感が強くなります。一方「ビジネスでマンガを取り扱っています」と言った際は「そんなことができるんだ。興味深いね!」という反応がほぼ100%です。マンガ=楽しい、だからマンガをビジネスで使ったら楽しくなりそうということのようです。
お客様と一緒に楽しくマンガのストーリー作っていけるかが必要な能力で、むしろヒエラルキー社会を好む男性より、ホラクラシー社会を好む女性の方が広告マンガという世界には向いていると感じます。世の中の価値観が細分化され、ヒエラルキー型からホラクラシー型に移り変わっているので、当社が時代の先駆となれるとよいなと考えております。
WOMAN’s VALUE AWARD 2019【女性の価値を見出している企業】として特別賞を受賞となった「株式会社トレンドプロ」様。審査員である多くの学生を引きつけた魅力とは…
そして、今回その魅力を探るため、就活美人学生実行委員がインタビューを行いました!
今回インタビューにご協力をいただいたのは株式会社トレンド・プロ 新規事業部 部長 紙谷様です。
この度は WOMAN’s VALUE AWARD 2019 特別賞受賞誠におめでとうございます!
今回のESでは、マンガという印象に残る言葉を使ったり、女性が活躍する社会について男性目線から書かれていて、目を惹くものだったと思います!
そんなESに込めた想いなどを教えて頂きたいです。
紙谷様弊社は社員比率で考えて、女性の割合がそもそも多いんですよね。普段から女性にどう活躍してもらうかっていう事を考えないと会社は成り立たないと思っています。
女性の社会進出について真剣に応援しているので、これからの社会には女性が必要だということが学生にちゃんと伝わるように書きました。
縦ではない、横の関係の大切さ
女性活躍についてどうお考えですか
紙谷様昔よりも確実に女性が社会に進出していると思いますね。
働く女性が増えて、違う価値観が増えるなら、ホラクラシーのような、横の関係を大切にしていくべきなんだろうなと思いますね。縦だけではやっていけない世の中になっていると思います。
男性だけの社会って、郷に入れば郷に従え。という感じで非常に縦を感じるんですね。ESにも書いたけど男性社会ってヒエラルキー社会なんですよ。外にいて何かを取ってこないといけない。上の人の言ってること絶対だよねっていう考えが当たり前になっていて…。男性だけだった社会から、徐々に女性が増えてきた世の中になって、考えなきゃいけないことは女性と男性と違っていろんな役割をしている、できるってことですよね。
男性は女性が進出してくることに怯えているんでしょうね(笑)。
マンガは人を繋いでくれる
マンガをビジネスの手段として使うとはどういうことなんでしょうか?
紙谷様「マンガを扱っている。」というと驚くほど皆さん興味をもってくださるんです。マンガが人を、お客さんを繋いでくれているんです。マンガって本当にすごいなぁと思います。全く別の仕事も経験してきたので余計そう思いますね。
以前のお仕事は何をしてらしたんですか?
紙谷様僕、前は証券会社にいたんですけど飛び込み営業とかしてたんですよ。当時は名刺渡すと目の前で名刺を捨てられるような時代だったんですね。本当に人として扱われないような感覚を味わったこともあります。
一方で、同じ営業でも「マンガを扱ってるんです。」って言った瞬間に相手が面白そうじゃんって興味を持ってくれて、すごく前のめりになってくれるんですよね。証券会社で働いている時と今とでは反応が真逆でびっくりしちゃいます(笑)。
マンガにはポテンシャルがある
なんでそんなに「マンガ」というだけで興味を持ってくれるんでしょうか?
紙谷様マンガって読んでて楽しいのは皆さん分かってらっしゃるんですよね。そんな楽しいものを仕事で使えるってところに驚きとか意外性があるんだと思います。
マンガってポテンシャルがすごくあるんだと思います。楽しいってことに加えてすごくクリエイティブな部分もあるので、これから先も必要とされ続けると思いますよ。
そう言った意味ではこの仕事は男性より女性の方が向いている感じはしますね(笑)。
マンガと女性はうまくマッチしている
女性の方が向いているんですね!それはなぜそう思われるのですか?
紙谷様弊社の営業のトップが女性なんですよ。
マンガっていう商材自体の魅力と、女性のきめ細やかさがうまくマッチしているんだなと思います。男性って論理的じゃないですか、でもマンガを論理的に考えると面白くないんですよね、つまんなくなってしまう。カチカチに固めた考えよりもエモーショナルに、情緒的に伝えることが上手な女性の方がマンガを使った営業には向いているんだろうな、得意なんだろうなってすごく感じます。
夢中になりやすい社員が多い!
実際に御社では女性が活躍しているんですね!他にもどんな社員さんがいらっしゃるんでしょうか?
紙谷様やっぱりマンガが好きな人が多いですね!自然とみんな熱を持って、自分の好きなものを語ってくれる熱い方が多いです。
仕事にも趣味にも夢中になっている、夢中になりすぎる方も多いかもしれません。
個人でも、チームでも自分ができる能力を発揮する
働く中で意識されていることはありますか?
紙谷様漫画は誰にでも受け入れられやすいものだという特性を生かして、とにかく行動をとって会いに行くことを意識しています。漫画のポテンシャルと、自分のできること、世の中の課題を考えて行動してますね。
今って会社の寿命が短いっていうじゃないですか。つまり、一つの会社に長くはいられないってことですよね。だからこそ会社に依存しないで、自分個人でできる能力っていうのを身につけることが重要だと思います。
昔は自分たちでアイデアとか独占しているような縦の社会だったと思うんですけど、今はアイデアがなかなか思いつかないから自分たちだけじゃなくて、皆で協力しようよっていう横の社会になっているんだと思います。チームを組んでその中で自分の能力を発揮するのが大切なのかなと思います。
フラットな世界が広がっていきそうですよね。
「信頼」の本当の意味
働いてこられたからこそ得た気づきのようなものはありますか?
紙谷様お客さんが本当に求めていることは、裏切らないかどうかだと思うんですよね。今調子の良いこと言ってるけど、もし環境が悪くなった時に逃げ出さないかどうかっていう、この部分だと思います。それが信頼という言葉に置き換わるのではないかなと気づきました。
相手にいかに誠実に向き合って、信頼してもらうこと、これが最も大事だと感じます。
先の自分を信じてやること
では最後に、就活生に向けたメッセージをお願いします!
紙谷様僕も当時は、学生でいることが楽しくて、働くってなんだろう…って思っていたんです。周りの人はいろんな人に会って、OB訪問して、アピールをしようって考えていたんですけど、僕はそうではなくて。でも情報収集はたくさんしていたんですね。どんな人がいて、世の中にはどんな仕事があるのだろうか、と。今思うと、そう考えていてよかったって思ってますね。
今だけの判断基準で行動して、結果それがうまくいかなかったですってなってもそれだけで全部の評価を決める必要はないかなって思います。今の価値観だと、全然ダメじゃん…ってなることもあるかと思うんですけど、5年後、10年後と時が経って考えてみるとその時の自分の経験ってすごく良かったなと思うことが意外と多いんですよね。
経験までを踏まえた価値観って想像しにくいかもしれないんですけど、僕の今までの経験から言いますと、何がいいか悪いかはその場で判断しないでも、きっと何かの役には立つと思うのであまり気にせずに自分のその先を信じてやると、きっとその先に良いことがあるんじゃないかなと思いますね。
会社情報
会社名 | 株式会社トレンド・プロ |
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本社所在地 | 105-0003 東京都港区西新橋1-6-21 NBF虎ノ門ビル9F |
社員数 | 31人 |
女性社員数 | 19人 (全体の61%) |
ウェブサイト | http://www.ad-manga.com/ |