• WOMAN's VALUE AWARD受賞

当社では、包括的なDiversity & Inclusion(多様性と一体性)を重視しています。社員一人ひとりのバックグラウンド、経験、才能、知識、創造性といったものの多様性、そしてそれぞれの相違を尊重し合うことが私たちの競争力の基盤となっています。グローバルに事業展開する企業として、真の“多様性”を実現するため、毎年のDiversity & Inclusion Weekイベントを通して様々な角度から “多様性”について全世界の社員が考え、意見を交換しています。

それぞれのライフステージに合った働き方を提供するべく、環境整備やニーズに合わせたきめ細かい対応を心掛けています。日本国内でのキャリア形成だけに限らず、“グローバルに活躍したい!”という社員には、Triple two philosophyのもと、2か国・2部門・2事業でのキャリア形成を会社がサポートします。また、グローバル社内公募制度を活用し、全世界で募集中の採用枠に応募することが推奨されています。幅広い経験を積んでもらうことでプロフェッショナルとしての成長のみならず、個人の成長も応援しています。

WOMAN’s VALUE AWARD 2019の総合部門にて優秀賞を受賞された、「ヘンケルジャパン株式会社」様。就活美人実行委員がインタビューさせていただくことができました!
今回インタビューにご協力いただいたのは、ヘンケルジャパン株式会社の代表の浅岡様、人事本部長の銭様、広報室の小野尾様、人事本部の船田様です。

グローバル企業での仕事の醍醐味とは?

この度は受賞誠におめでとうございます。御社のエントリーシートはグローバルという点がキーワードになっていたかと思います。まずはグローバル企業ならではのやりがいや苦労があるか、お聞きしてもよろしいでしょうか。

船田様日本だけではなく海外でも働けるチャンスがあるのは、グローバル企業ならではの利点だと思います。日本、海外という垣根がなく、多様性を受け入れて仕事をすることがあたりまえになっていますね。

浅岡様製品開発等、新しいものを生み出す際にも日本に留まらずグローバル規模のものが多いので、性別・年代・国籍が非常に多岐に渡るチームで行いますね。良い面も悪い面もありますが、多様性があるからこそ新しいアイデアが生まれることもあり、それが醍醐味だと考えています。

若者こそ社会を動かす存在

若い方々に期待していることは何ですか?

浅岡様男女関係なく、若い人が力を発揮して社会を変えていってほしいと考えています。これから会社が継続して成長するには若い人の発想力などを活用し、今は必要ではない習慣や風習をアップデートする必要があります。
例えば、一般的に中国ではたくさん若い人材を採用して教育する環境が整っていますが、日本では中国に比べるとその環境がまだ整っていないことが多く、キャリア形成が遅れていると感じます。
学生が企業に対して意見するくらいの勢いで社会を動かしていってほしいですね。

違いは強みである

多様性を活かすために工夫されていることはありますか?

船田様違いを意識しすぎないことですね。皆それぞれ違うのが当たり前と考えることで多様性を受け入れられますし、それぞれ違いが強みとして発揮できるように意識しています。

浅岡様海外では元々違う人種の人がいて、差別・区別があった状況からなくす方向に向かっていますが、日本は逆で、元々みんな同じ階級で差別・区別がなかったところから違いをつくる方向に向かっていますよね。「差別=悪」という考え方に囚われすぎて、多様性を認めさせるような風習があり、日本とはまた出発点が違いますね。

2ヶ国・2部門・2事業での挑戦環境

エントリーシートにもあった「Triple two philosophy」について詳しくお伺いしたいです。

船田様当社の人材育成の考え方であり、グローバルに活躍したいという社員には2ヶ国・2部門・2事業におけるキャリア形成をサポートするというものです。今後のキャリアについての面談を上司と行うのですが、そこでの希望に応じて1つの国や部門、事業に留まらずチャレンジする環境を与えるという風土があります。

御社ならではの特徴は何でしょうか?

小野尾様外資系・日経問わず他の企業と比べても女性管理職の数が多いことですかね。これはチャンスが多く与えられていることの現れであり、意識して行っていることではなく当たり前の風土になっていることが強みだと思います。
日本にいながら多様な国の社員と働けていることも、当たり前にダイバーシティが浸透している特徴の1つかと思います。

自分の意志・考えを強く持つ

最後に、これから社会に羽ばたく女子学生へメッセージをお願いいたします。

浅岡様3つあります。1つめは、このような(本企画のような)素敵な活動を若い方が中心になってどんどん次の世代に広めていってほしいということです。我々も一企業として応援したいです。
2つめは、性別にとらわれず一社会人としてお互いに尊敬し合える社会が来るはずですので、女性であろうがとにかく自分がやりたいことを考えて挑戦してほしいですね。
3つめは、会社も学生も対等だと思うので、臆することなく自分がやりたいことを話し、自分が企業を見極めるつもりで就職活動を行ってほしいということです。採用過程を会社に入るためのテストではなく、自分にとって合う会社かを見極めるものとして使っていただきたいです。

銭様女性であるからこそ活かせる強みもあると思います。女性特有の柔軟性、内面の強さ、適応力など、キャリアを築いていく上で重要な素質です。その女性らしさを武器に、自らチャンスを掴みに行き、好奇心を持ち続けて視野を広げてください。また、同時に周囲の意見を謙虚に受け入れ、自身の成長に繋げてもらえればと思います。

小野尾様私が就職活動をしていた頃は、若い女性には責任ある仕事を任せてもらえないという風土が今よりもあって悔しい思いをしたことがありました。もし、皆さんが同じような経験をすることがあったとしても、自分に任せた方が成功すると思ってもらえるくらい力をつけようと、前向きに芯を持って取り組むことが大切だと思います。
思い描いた理想の自分と実際の自分にギャップがあり落ち込むときもあるかもしれませんが、失敗してもチャレンジし続けてほしいですね。

船田様今の時代は「女性だから」という言い訳が出来なくなってきているので、男女問わず常に自分を磨いていく必要があると思います。
また、転職もしやすく自分の価値が問われる時代になったからこそ、就職が決まったからといってそれをゴールと捉えず、常に学び成長していく視点を持ってほしいですね。

会社情報

※エントリー時点の情報となります。
会社名 ヘンケルジャパン株式会社
本社所在地 140-0002
東京都品川区東品川2-2-8 スフィアタワー天王洲14階
社員数 612人
女性社員数 174人 (全体の28%)
ウェブサイト https://www.henkel.co.jp/