• WOMAN's VALUE AWARD受賞

「女性の価値を見出すこと」

2010年にITベンチャー企業として株式会社ライズサービスを設立。

当初は「エンジニアがモノづくりを楽しめる」会社としてスタートしましたが、会社規模の兼ね合いでやりたい仕事が取れないこともあり、2016年頃から積極的に採用活動を行い、現在、女性社員も全体の4割を占めています。

IT業界は男性比率が高いため、男性視点で構築されたシステムがほとんどです。

使い勝手やデザイン面など女性ならではの感性を取り入れることで、更に良いシステムができる伸び代があります。

また、プロジェクトに女性が参入すると、チームに協調性が生まれ、円滑に進めることができます。

2019年には女性の管理職も誕生し、今後は「女性が中心となるプロジェクト」の実施を計画しています。

女性が活躍できる企業にしていくために、育児休暇をはじめ、福利厚生面の充実など、結婚してからも生き生きと働ける環境づくりに取り組んでいます。

未経験からでもエンジニアとしてのキャリアの第一歩を踏み出せる舞台を用意していますので、ぜひ門を叩いてみてください。

WOMAN’s VALUE AWARD 2019の総合部門にて優秀賞を受賞された、「株式会社ライズサービス」様に就活美人実行委員がインタビューをさせていただきました!
今回インタビューにご協力いただいたのは、株式会社ライズサービスの南様、狩野様、堂本様です。

優秀賞の受賞おめでとうございます。エントリーシート内では女性ならではの活躍について触れられていましたが、南様は起業された時からそのように考えていらっしゃったのですか?

南様エンジニアの仕事には、システムの設計図を作る上流工程とプログラムを作る下流工程があって、大きなシステムを設計する仕事は、右脳が強くイメージで見るのが得意な女性の方が向いていると思っています。
逆に男性は、左脳が強いから計算とかが得意でプログラムの方が向いているよね。大きい仕事はいろいろなことを考えなくちゃいけないけど、イメージ化できないと何も作れない。だから、イメージ化したりお話をしたりという部分が得意な女性の方が、おそらく業界的に向いているんじゃないかな。
20年前、私がいたころのIT業界は男性ばかりで、気難しい職人気質な人たちがたくさんいる職場でした。でも今、女性が入ってきたことによって、清潔感とかコミュニケーションも大事だって業界全体が変わってきています。 これからさらに、必然的に女性の活躍の場も増えていくんじゃないかと思っていますね。

本日同席頂いている狩野様は、初の女性管理職になられた社員様なんですよね。女性管理職の誕生秘話などあれば教えていただきたいです。

狩野様私は今、主任というポジションなんですが、この役職は私が入社してからできたんです。その当時はまだ女性社員も少なくて主任も男性だけでしたが、自分から社長に主任になりたいと言いに行きましたね。

南様もともと狩野が管理職をやりたいというのは聞いていて、いいと思っていました。基本的にうちの会社では、社員のやりたい方向に進ませてあげたいと考えています。
ただ、管理職は突然なれるものではないので、まずは自分のステップアップをしてもらって今ここに誕生している、という感じかな。
私自身はもともと女性管理職も必要だと考えていました。どうしても女性にしかわからない悩みや気持ちもあると思うので、その辺をケアできる存在は絶対必要だと思いますね。
だから狩野から、将来的に管理職をやりたいと聞いたときはいい機会だなと思いました。

狩野様が初の女性管理職として何か意識されていることなどはありますか?

狩野様女性だから何かをしようとは特には考えていません。ただ、女性にしかわからない問題が来たらしっかり対応したいと思っています。逆に、女性の主任が立つことで男性の部下が男性ならではの悩みを相談できず、やりづらさを感じてしまうこともあると思います。そのため、例えば変なところで深入りしないだとか、そういうやりづらさを感じさせないようには意識していますね。

異性の管理職に相談しにくいことがあるのは男性も女性も一緒で、そんなところにも男女平等が実現されているのですね。他に女性が活躍していくにあたって工夫されていることなど、ありますか?

狩野様女性活躍に限った話ではないのですが、弊社では個人の目指したい方向に向けてスキルを伸ばせる業務に就くようにしています。産休育休後の社員が時短で働きたいなら現場を調整することもできますし、産休育休などの事情がなくても、なるべく個人の意向に合うように調整していますね。

南様うちの会社はローテーション制度はないです。ただ、半年の目標を必ず主任に出すことにしています。この目標は私にも共有されていて、主任と、この子にこの目標は違うんじゃないかなど話し合っています。新人の頃は特に何を目指したらいいか、どうしたら目標に近づけるかなどわからないことばかりだと思うので、主任から次の一歩をアドバイスしたりもしていますね。

社員の教育に力を入れていらっしゃると伺っていましたが、すごく社員の皆様のことを見ていらっしゃるんですね。社長として社員と接するうえで心掛けていることはございますか?

南様今の現状も気になりますが、この子がこの先どうなりたいのかを実現できる環境があるかは見るようにしているかな。
狩野の場合は私が主任として彼女の能力を買っているので、正直そんなに心配していないです。でも、そのステージに立つことで彼女なりに悩むこともたくさんあると思うので、その辺を迷っていないかなというのは気にかけています。
堂本の場合はまだ新人で経験がないので、ちゃんとステップアップできるように会社側が導けているのか、本人が何かに不安になっていないかは気にしていますね。

皆さんが考える真の女性活躍について教えてください。

狩野様性別は関係なく女性活躍、男性活躍できるのが真の女性活躍だと思いますね。同じIT業界だった前職では、女性だから大きい仕事を任せてもらえないということもあったので、そういう壁がなくなることが真の女性活躍なのだと思います。

それでは最後に就活生にメッセージをお願いします。

狩野様最初から絶対にいい会社に入ることにこだわる必要はないです。自分のやりたいことと目標さえあれば、いつか必ず自分にとっていい会社には出会えます。その出会いは運が良ければすぐ来ますが、その出会いまでにいろんな人と出会って、いろんな経験をしたことは絶対に自分の糧になっていますよ。目標もころころ変わったりはしますが、頑なに考えず、あまり怖がらずにいろいろとチャレンジしてみてください。

堂本様あまり重く考えすぎなくてもいいと思います。会社の社風や人と合うかは、正直入ってみないと分かりません。たとえ合わなくても、いろいろな経験をして最終的に合うものが見つかればいいんじゃないかと思っています。

南様失敗はゼロにはできないけど、少なくすることはできると思います。
例えば、私たちは小さいころから何度も歩くという経験をしてきていますが、道にどんなリスクが潜んでいるかを知っているから今は怪我せず歩くことが出来ますよね。
でも、就職はしたことがないから、リスクマネジメントが出来ず不安になるんですね。どうしても1社で決めなきゃと思ってしまうのは、学生の皆さんが知らないことに直面して不安だからです。人生そんなにうまくはいかないし、1社で生涯を終えるという時代でもなくなっています。入社後に起こりうるリスクへの対応策をきちんと考えたうえで、まずは飛び込んでみたらいいと思います。

会社情報

※エントリー時点の情報となります。
会社名 株式会社ライズサービス
本社所在地 550-0012
大阪府大阪市西区立売堀 1丁目9-10 HOWAビル503
社員数 36人
女性社員数 18人 (全体の50%)
ウェブサイト https://riseservice.co.jp/